ジェノサイド

 結局のところはジェノサイドなのではないでしょうか。どんなに糊塗してみても、根本的な対立は避けられない。ただ、自分ではやるなと言われているから穏便に済んでいるのであって、それを共存の模索、みたいな話に落とし込むのはまったくの欺瞞でしかない。妥協の余地はない。そのように言うといかにもこちらが暴力的で威圧的な印象を与えるが、現状の表面的な勢力図としてはむしろ逆だし、たとえ逆でなかったとしても、いまがそのときでない以上、それが偽者であるに過ぎない。