2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『レヴィ=ストロース入門』を読んだ

文化人類学者小田亮さんの本。 この本を読みながら、これは疑似科学問題にも応用できないかなあということを考えた。合理/非合理の二項対立の枠をはずして考えた方が面白いんじゃないかな、きっと。と思ったけど、そういえばすでに『呪術化するモダニティ』…

自分を消したい

自分を消したいんだろうな、自分は。やっぱり。 最高に輝く結節点になりたい。 追記: あれ、なんだか、昔もそっくり同じことを言っていた気がする。

冲方丁作品のキャラクターはなぜ(敢えて)記号的なのか

最近、冲方丁作品のキャラクターが記号的だという意見に対して、それはわざと記号的にしているのだというやり取りを見かけた。私には、わざとやっているのかどうかについて明確な判断は下せない。しかし、彼の作品は、キャラクターが非常に記号的であること…

母と私、あるいはロリコンと私

ここで言うロリコンはペドファイルとは異なる。森岡正博の『感じない男』に準じた意味で使う。 『感じない男』は私にとって非常に衝撃的というか、私の欲望というのは確かにそのようなものかもしれないという考察への糸口を与えてくれたすごい本である。 い…

後藤和智さんについて少し

私は、最初後藤さんが出てきたときに、なかなかいいことを言う若い人が出てきてくれたではないか、と思っていた。しかし、そうした同族意識にも似た感情は長くは続かなかった。というのは、彼の最終的にやろうとしていることがいつまでも見えなかったのだが…

人格の魅力について

私たちは、ある人のある人格について、それを魅力的だと感じることがある。私は、その魅力にはあるパターンがあると前から思っている。私が普段明確に意識している魅力は一つだけだ(他にはないという意味ではない)。それは「ギャップ」である。その人の日…

「なぜ人を殺してはいけないのか」についてのメモその2

条件付きで殺人を認める立場と、全く殺人を認めない立場について、両者を非対称的に捉える記事を以前読んだ。それによれば、条件付きで殺人を認める立場は、自分たちとは違う殺人の条件を持つ他者からの攻撃を不当だと言うことが論理的にはできないのだとい…

『母は娘の人生を支配する――なぜ「母殺し」は難しいのか』

母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか (NHKブックス)作者: 斎藤環出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2008/05/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 106回この商品を含むブログ (61件) を見る 目的 ?人間の発達過程に興味が…