エロと表現の自由その2

 表現の自由がどうでもいい、と書いたけど、2つの意味でどうでもいい。1つは表現の自由という思想がどうでもいいということと、もう1つは今回の件において表現の自由は本質的な問題じゃないという意味でどうでもいい。
 人の心に闇だか地獄だかがあるとして、そのこととそれが表現として結実することを肯定的に扱うかどうかは別問題である。多くの人は誤解しているようだが、人の心なんてたいしたものではない。
 ともかくも、問題なのはエロである、と言い切るのにためらうのは、図書館からいきなり撤去された本が!とか聞くと「そ、そういう風潮があるのかな」などと思って、エロだけの傾向じゃないのかという気もするからだが、それでもエロに限っては最近始まったことではなく、前からつつかれていたのだから、やはり特異的に扱うべきだろう。
 というわけでやはり結論としては、弾圧すればいい、ということになる。