機動刑事ジバン

 昔見てたんですが、敵のラスボスが、今までただの敵だと思っていたのに実は自分たちの垂れ流した公害から生まれた怪物だった、ということが明かされるんですよね。つまり事の原因は自分たちにあったという。70年代を経験した後の表現と言えるかもしれない。
 実は公害というのは、素朴な物語を信じられなくなる時代の一つの象徴のような出来事だったかもしれない。高度経済成長の裏面という事実によってもそう言える。つまり正義の根拠がなくなっていったという。