中国と関係する話

 先日、バイト先の店で未成年者が酒を買おうとしたので年齢確認して持ってきたお酒を没収してやりました。年齢確認で初めて引っかかった客なのですが、結構爽快でした。してやったりって感じ。平成元年生まれとか言って、今年で平成20年になったから誤魔化せると思ったのかもしれないが、こっちはマニュアルで把握してるんでね。その日はもう1グループ明らかに未成年の集団がいたのだが直前で母親に変わりおって、ダメ母がっ。
 で、そんな出来事をレジ仲間のパートのおばちゃんと話していたところに、同じくレジをやっている高校生の女の子も話に加わった。それで、年齢確認するときに昭和何年生まれの何月で線引きされるかときどき混乱してしまうということを話しているときに、その高校生の女の子が「わたしが19ですもん」と言ったのである。あとでパートのおばちゃんの方に聞いてみると、1年どこかで遅れたらしい。そのついでに、母親が中国人ということも聞いた。つまりその子は中国人と日本人のハーフだということになる。小学生のときに中国から日本に来たそうで、そのことと19で高校生をやってることに関連があるかはパートのおばちゃんも知らないとのこと。実父は亡くなっていて父方の祖母とは会わないのだそう。これから東京に行ってホテルだかなんだかの専門学校に行くのだとか。
 バイト先には他にも中国人の店員がいて、昨年中国に里帰りして帰ってきたのだそう。
 先日の節分の時には「中国産じゃなくて国産の落花生はないのか」とたずねてくるお客さんも結構いて、どんな心境だったのかなあ、それとも特に思うところはなかったのかなあと思ったりした。そういえば惣菜のギョーザが売れなくなったりもしたんだよね。
 それで、「中国」という問題は必ずしも彼らの「問題」になるわけではないのだろうか、むしろそれが普通か、でもやっぱりあるときは彼らにとって「問題」になるかもしれない、ということを思った。そんな話です。